相模大野の、小さな美容室。
20120112

先月はお休みさせていただいていた「About hair」。

「カラーリング」の続き…、

今回は、「一時染毛剤」についてです。


字の如く、一時的に染毛する薬剤の事いいます。

生え際や部分的に使用する「白髪隠し」は、そのほとんどが一時染毛剤です。


主成分として 「顔料」が使われています。

よって、毛髪内部には浸透せず、毛髪表面に染料を付着させ色付けします。

シャンプーで簡単に色落ちするので気軽に使用出来ますが、汗でも色落ちしてしまうので、夏場の利用…、特にスポーツをする時には使用しない方が良いかもしれません。

雨も危険ですね(笑)。


髪へのダメージが無く手軽に着色出来るので、ファッション性としてもメリットがあります。


形状も様々。

スプレー、マスカラ、シャンプー後のトリートメント、クレヨンタイプ、男性の薄毛隠しの繊維入りの物まで。


パリパリとした仕上がりが気になる方もいらっしゃいますが、用途を限定すれば、便利な染毛剤といえます。


                         COPIRIS。


「カラーリング 4」。 | 12:10 | comments(0) | About hair。
20111119

激しい雨、強風の中、ご来店いただいたお客様。

ありがとうございました!!






風邪などひかれないよう、ご注意下さいね。



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「About hair/カラーリング」三回目の今回は、「酸性染毛剤」についてです。


「ヘアマニキュア」と言った方が解りやすいかもしれませんね。

ジェル状、またはクリーム状の溶液を、髪の毛に塗布する事で、髪の表面に近い毛髪内部に浸透し、毛髪のケラチンタンパクとイオン結合する事により染色します。

「髪の表面に近い毛髪内部」という事は、毛髪内深部の色が変わるわけではないので、元の色より明るくする事が難しくなります。


髪の毛だけでなく皮膚にも染まるので、皮膚には付かないように注意しながら塗布します。

その為、髪の根元数ミリは染色出来ず、他のカラーにくらべ、色持ちが悪く感じるかもしれません。


時間を置けば置くほど定着が良くなる…と言われていますが、施術後は、シャンプー毎に…、汗をかく事により…、微妙に色落ちします。

全て色落ちするわけではないのですが、色が薄くなる事で「色抜け」したように感じるかもしれません。

また、「僅かに残る」カラーの影響により、別のカラー剤で染めようとした場合、思った色に仕上がりにくいのも特徴です。


悪い事ばかりではありません(笑)。


カラーサンプルそのままの色味が出せるので、仕上がりをイメージしやすく、

地肌に付けないというのも、パッチテストがいらずに済みます。

毛髪にダメージを与える事が非常に少ない為、パーマをかけたすぐ後でも施術出来るというメリットもあります。

キレイな艶、サラサラの手触りも「酸性染毛剤」の特徴です。



                         COPIRIS。



「カラーリング 3」。 | 23:31 | comments(0) | About hair。
20111027

今回の「About hair」は、カラーリングの続きです。

前回、「5つに分けられる事」、「その1…酸化染毛剤」 について書きましたが、今回は、その2…「脱色剤」についてです。


「脱色剤」は、「ブリーチ」「ライトナー」と、ざっくり2つに分けることができます。

この夏、一部では「ブロンドブーム」が起こりました。

その時使用したのが、「ブリーチ」です。

その、「ブリーチ」について。

ほとんどが「粉末状」の形状をしていて、その粉末と二剤の過酸化水素(液体)を混ぜ合わせて塗布します。

非常に高い脱色力なので、毛髪だけでなく、地肌への負担もとても大きいです。

「ペールイエロー」と言われる「白」に近い金髪にすることができるのは、この「ブリーチ」だけで、他のカラー剤では考えられません。

一時期のカラーブームの時には、「ペールイエロー」にした後、色素ありカラー剤をすることで、通常ではありえないカラーにする「ダブルカラー」が流行ってました。

これも、この「ブリーチ」の力無しではありえません。


地肌の負担が大きいと書きましたが、これには、痛み…いや、「激痛」が伴います。

昔は我慢…しかなかったのですが、最近では、地肌をカバーするオイルや、クリーム、ジェルなどが開発されています。

全くの「無痛」ではありませんが、痛みに対しては、かなり効果的です。

こちら、脱色剤だけでなく「酸化染毛剤」にも使用できますので、痛みが気になる方、地肌へのダメージが気になる方、僕らに申告してくださいね。


次は、「ライトナー」です。

これは、その1…の「酸化染毛剤」の中に含まれるカラー剤です。

通常の「酸化染毛剤」と違い、色素が入っていないので、「ブリーチ」ほどではないのですが、かなり明るい茶色にする事ができます。

本来の使用方法は、いつもより少し明るくする為に「いつもお使いの酸化染毛剤」に少し入れて…という風に使用します。


「ブリーチ」「ライトナー」のどちらも、施術後のケアはとても重要です。

トリートメントは、絶対必要です。


                          COPIRIS。


「カラーリング 2」。 | 14:00 | comments(0) | About hair。
20110930

先月、お休みしてしまった「About hair」です(汗)。


今月は、「カラーリング」について書いてみます。


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大きく分けると、五種類に分類出来ます。

1.酸化染毛剤
2.脱色剤
3.酸性カラー
4.一時染毛剤
5.植物染毛剤

その中から今回は、「酸化染毛剤」についてを…。


「酸化染毛剤」と言うとわかりづらいかもしれませんが、「ヘアダイ」「アルカリカラー」などと呼ばれている、一番広く普及しているカラー剤の事です。


もっとも色持ちが良く、幅広い明るさ、色調が特徴です。

一剤と、二剤を分量通り混ぜ合わせ、科学変化を利用するんですが、一剤は、「アルカリ剤」、二剤は、「過酸化水素水」で、残念ながらどちらの薬剤も、毛髪や地肌にダメージを与えてしまいます。

体質によっては、「かぶれ」を起こす事もあります。

この「かぶれ」は、「アレルギー反応」かもしれませんので、もっとひどいかぶれを起こさないためにも、必ず申告して下さいね。

「パッチテスト」もご利用下さい。


それから、「オシャレ染め」「白髪染め」などと、違う薬剤のように思ってしまいがちですが、実は変わりはなく、明るい色調で染めれば「オシャレ染め」、暗い色調で染めれば「白髪染め」なんです。

なので、「白髪染め」で、「オシャレ染め」のように染める事は難しいんです。


僕ら美容師が使用している「サロンカラー」は、お客様の髪の状態を見て判断し、数多くある色数・色調から、もっとも美しくカラーリング出来るように薬剤を選択します。

ダメージを最小限に抑える為に、根元と毛先では違う薬剤を使う事も多々あります。


一方、お客様がご家庭で使用出来る「ホームカラー」は、ブラシ付き容器や、形状がムース状だったりと、ご自身で使いやすいよう工夫されています。

それから、色ムラを起こしにくくする為に彩度を抑えた「くすみ」のあるタイプがほとんどで、色数も少ないのです。

また、一剤がサロンカラーとは違っていて、その為、髪へのアルカリ残留度が低くなく、枝毛や切れ毛の原因になりやすいのです。

ギシギシとした質感、染色後の独特の臭いは、その一剤の為なんです。


出来るだけダメージを減らす為にも、放置時間は守るようにしてくださいね。


                         COPIRIS。


「カラーリング」。 | 16:15 | comments(0) | About hair。
20110727

延び延びになっていた「About hair」。

今月は、「白髪」についてです。


毛髪の色には、黒、茶、赤、ブロンド、白など、様々な色がありますが、肌の色同様、メラニン色素によって決まります。

そのメラニン色素には、黒、赤または黄の大きさの違う2種類の色素があり、これらの割合で毛髪の色が決まります。

と、いう事は…、

このメラニン色素が髪の細胞に転送されない毛髪が「白髪」であり、毛母細胞で作られた毛髪は、もともと「白い」といえます。

なぜ、「転送されない」という現象が起こるかは、まだ、わかっていません。


有力要因は、「5つ」あります。

1. 加齢による、老化現象。
2. 持って産まれた、遺伝体質。
3. 様々な病気、それを治す為の薬による現象。
4. ストレス。
5. 紫外線や、食生活、頭皮のケアなど、自分を取り巻く生活環境。


「加齢」による白髪は、側頭部から始まり、頭頂部、後頭部に移動していくのが一般的といわれます。

白髪の発生は、男性で34歳、女性で35歳が平均で、頭半分が白くなるのは、男性が55歳、女性で54歳といわれています。

勿論、遺伝的な影響で、速まったり、遅くなったりと、個人差はあります。


また、「一夜にして、全頭真っ白になった」なんて話 (マリー・アントワネットのお話や、あしたのジョーのホセメンドーサの試合後、など) がありますが、

短期間・短時間での白髪化は、科学的には考えにくく、恐怖やショックが原因で、これから生えてくる毛髪が「白髪化する」という事は考えられます。


よって、予防方法としては、栄養補給(ビタミンAや、鉄分が良いとも…)に気を付け、精神安定を保ち、血流をよくする為に頭皮をマッサージをする事が、ある程度、抑制出来ると言えますが、確実なものではありません。

結局、隠したい場合は、白髪染めをするしかないのが現状です。


                         COPIRIS。



「白髪」。 | 18:25 | comments(0) | About hair。
20110616

今月の「About hair」は、「Treatment (トリートメント)」です。



よく「リンス」と、どう違うの? と聞かれます。

さて、「リンス」と「トリートメント」、どんな違いがあるのでしょうか?

実は、内容成分的には、ほとんど変わりがありません。

大まかには、界面活性剤、油剤、乳化剤、保湿剤、温度安定剤で作られています。

「リンス」は、毛髪の表面に作用するように構成されていて、「トリートメント」は、毛髪内部にも作用するように、浸透性のある物で構成されています。

よって、「リンス」はつけた後 すぐに流すものなのですが、「トリートメント」は時間をおいたり、加温する事で浸透率を 更に高める事ができ、「トリートメント」としての効果(傷みの補修)を得る事ができます。

また、「リンス」も「トリートメント」も手触りUPの他、地肌の雑菌の繁殖を抑える事ができるので、必ずどちらかを使うようにしましょう。


最近では、「洗い流さないタイプのトリートメント」も多くなりました。

これは、「洗い流すタイプのトリートメント」の配合量を少なくしたもので、ドライした後、トリートメント成分が毛髪に残り じっくり浸透するように考えられたものなのです。

形状も、ローション、クリーム、スプレー、ムースと色々あるので、使いやすいものが選べるのも人気の理由かもしれません。

ただ、これだけでは配合量が少なすぎて、単品では物足りないので、必ず「洗い流すタイプのトリートメント」を使った後の 「更なるトリートメント」として使用する事をオススメします。


それから、パーマをかけたり、カラーをする場合、「リンス」、「トリートメント」は、出来ればお控えください。

「油剤」などの影響で、かかりにくくなったり、思った色が出ない場合があるかもしれません。


宜しくお願いいたします。


                       COPIRIS。

「Treatment」。 | 15:35 | comments(0) | About hair。
20110513

月に一度の、「About hair」です(笑)。

第3回目になりました!


今回は、「シャンプー」について。


シャンプー剤は、頭皮や毛髪に付着したヨゴレを洗浄する目的があります。

ヨゴレは、体の内部(皮脂等)、外部(ホコリ等)、と様々。

シャンプー剤の主成分である、「界面活性剤」が、水分だけでは落としきれないヨゴレを、毛髪から引き剥がし、きれいにしてくれる働きをします。

「水分だけで落としきれないヨゴレ」は、実は、全体のヨゴレの20%ほど。

残りの80%のヨゴレは、水分…、シャワーだけ落ちるんですよ。

シャンプー前のシャワーを、しっかりと丁寧にしてみてください。


界面活性剤には、天然由来のもの、石油由来のものと、これまた様々。

賛否両論ありますが、自分にあったシャンプー剤をチョイスするのが良いと思います。

髪の毛だけでなく、肌(地肌)の事も考えて選んでくださいね。


洗い方は、手のひらで泡立ててから塗布します。

襟足から塗布し、全体に広げる事が良いとされています。

爪を立てず、指先で優しく洗います。

気持ち良さを感じる強さで、頭皮をマッサージするつもりで…。

ガシガシ洗いは論外です。

パーマ後、カラーリング後は特に優しく。

キューティクルをはがしてしまわないように…。

そして、しっかり洗い流しましょう!

残っていて良いものではありません。


洗い方がわからない方は、どうぞ、COPIRIS 2人に聞いて下さいね!

では、また来月!!



* 以前ご紹介した 「Scalp Massager」 も、オススメですよ。

  過去記事は、こちら→「本当に、気持ち良い〜♪



                            COPIRIS。


「Shampoo」。 | 00:10 | comments(0) | About hair。
20110416


今月もやってきました、カテゴリー 「About hair」。

第2回目になります(笑)。


今回は、「くせ毛」 についてです。


「湿度」の高まるこの時期…。

ヘアスタイルが決まりにくくなる、そんな季節がやってきますね。


特に、まとまりにくいのが 「くせ毛」。

種類分け、出来るんですよ!


「波状毛」、「捻転毛」、「連珠毛」、「縮毛」の、4種類に分けられます。


日本人に1番多いのは、大きくウネっていてユラユラと波打っている 「波状毛」。

次に多いのが 「捻転毛」です。

とは言っても、ほとんどの人は、色々な種類のくせ毛が混合しています。

直毛にしか見えない人でも、「雨が降ると膨らむ…」なんて人は、わからないくらい、くせ毛が混合しているんです。


その「くせ毛」の原因は、『毛球』にあると考えられています。

『毛球』は、肌の中にある「毛を作る所」で、この部分が「いびつ」だったり、「ひずみ」があったりすると「くせ毛」になります。

「いびつ」や「ひずみ」は、元々持って生まれた 『自分自身の個性』なので変わる事、変える事は出来ません。


先天的な「くせ毛」とはちょっと違う、後天的な「くせ」もあります。

こちらの「くせ」は、加齢によって発生したり、ダメージ毛になる事で強くなったりします。

ダメージ毛の場合は、トリートメントをする事で抑えたり、防ぐ事が出来ますが、残念ながら、加齢による場合は仲良く付き合っていくしかありません。


付き合い方のアドバイスは、お任せください!

僕らがいます。

「自分自身の個性」を生かす提案が出来るかもしれません。

是非、ご相談下さいね。



                            オオツカ。


「くせ毛って?」。 | 00:02 | comments(2) | About hair。
20110311


「食べ物 Blog」化、しつつあるこの Blog(笑)。

少しは、「美容室 Blog」らしさを…と、「髪にまつわる話」を、書いていこうと思っています。


今回は、「毛は、いつ頃から生える?」です。


いつ頃だと思います?



実は、お母さんのお腹の中にいる時、すでに全身毛だらけだったんです、僕ら…(笑)。

毳毛(ぜいもう)と言われる毛で覆われていたんですね。

それが誕生が近づくと、徐々に抜けていきます。

生後、全て抜けなかった赤ちゃんも、その後は「軟毛」に生え変わります。

伸びても 2cmくらいの「軟毛」は、色素も薄く、「産毛」とも言われています。

それも生後5、6ヶ月で、ほとんどが「硬毛」に生え変わります。


毛の総本数は、10〜15万本なのですが、誕生した時に毛の本数は決まってしまうので、その後、増える事はありません。

大人より子供が少なく見えるのは、「硬毛」とはいえ、まだ細い為なのです。


思春期になると、一生で一番毛の多い(太い)時期を迎えますが、加齢と共に、「軟毛」に逆戻りしていきます。

男性は特に「逆戻り」しやすくて…。

これが、「男性型脱毛症」と言われています。

10代後半から脱毛は始まり、30代から急激に(脱毛が)増加します。

育毛のサイクルが短くなった為で、遺伝・男性ホルモンの影響が原因と言われているんですよ。


話がそれましたが、「すでにお腹の中で毛が生えている」が答えでした(笑)。



                         オオツカ


「毛は、いつ頃から生える?」。 | 00:08 | comments(0) | About hair。
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skin / uterus